経済成長とは、革新技術・設備を伴う生産性向上により、新たに良いものやサービスが安く買えるようになり、生活が豊かになることである。
経済成長とは別に、好景気、不景気の景気変動がある。景気変動をコントロールし安定させるのが財政政策(政府)、また物価の安定をコントロールするのが金融政策(日銀)であるが、経済成長はあくまでも民の力である。その一方で、政府が行う革新技術の開発や事業支援あるいは関連する公共事業投資は民間企業が行う経済成長を後押しする。

国内総生産(GDP)は国内で生産された財やサービスの付加価値。GDPは実体経済のみであり、金融経済はGDPに含まれない。それは、金融経済における金融取引は既存資産の移転のみであり、新たな価値を生み出さないからである。経済成長はあくまでも実質GDPの成長であり、名目GDPの成長ではない。
政府の国債発行による財政支出や日銀により市中の国債を買取る金融緩和、あるいは民間銀行による融資において、どの程度のお金の量が、実体経済と金融経済にそれぞれどのように配分されたのかについては、これまで経済学で論じられてこなかった。経済成長のためには、あくまでも実体経済に投資されなければならない。実体経済に投入されるお金の量とその配分は政府主導で、かつ各地域に、細やかに行われるべきである。(ドイツ経済学者 リチャード・ベルナー)
高市政権は積極財政で、日本をもう一度世界のてっぺんに押し上げたいと言うが、それはまぎれもなく、実体経済による経済成長を推進することに他ならない。
















