AIの対極に位置するもの

人間には3つの脳が存在すると言われている、ホンマかいな、。


いわゆる頭の脳はさておき、第2の脳は、腸とのこと。
確かに、イソギンチャク、なまこ、ミミズなど腸管生物は現存しており、遠くは生物の起源とされている。腸管生物には脳がないわけで、腸で考え、動くらしい。人の遺伝子は約2.2〜2.5万あると言われる一方で、腸内細菌の遺伝子数はその約100倍あるそうです。
セロトニンは、幸せホルモンとも呼ばれているが、このセロトニンは脳と腸で作られるが、その約9割はなんと腸で作られるということです驚きである。セロトニンは睡眠ホルモンであるメラトニンをも生成することでも重要である。


次に第3の脳と言われるのが、皮膚。たたみ1畳分の大きさにして、重さは約3キロ。皮膚は人間にとって最大の臓器と言える。ケラチノサイトと呼ばれる細胞で構成された表皮には、圧力や温度、湿度以外に、可視光や音までも感知できる機能、脳のような情報発信機能をも備えている。自分と世界を区別する役割を果たす皮膚は心とつながりがあり、光や音からも無意識に影響を受けている可能性があると言われている。センサーの集合体である表皮は平均的に1ヶ月程度で新しく入れ替わるが、下界からのストレスが続くと、サイクルが乱れてバリア機能が落ち、免疫機能が低下することまで分かってきた。


話は変わるが、日本は世界一の発酵食品大国であり、その歴史は奈良時代から脈々と続く。
麹菌、乳酸菌、納豆菌、酵母菌、酢酸菌、、、
2006年に日本醸造学会が「国菌」に認定した麹菌、これは醤油、味噌、酒、鰹節などを生み出す。これらはみな、麹菌がもたらす日本独特の発酵食品である。
さらに言うならば、これら発酵食品は日本の地域、地域によりさらに製法が異なる。その地域の自然、風土、生活習慣などに深く根差したものである。


今日はなんの話かと言うと、先日も投稿したように、これからの日本はデジタル化社会、人間中心のAI社会、そして私見ではあるが、AIは先ずもって、人間の五感をサポートすべきなどなど、、。
とは言え、今日、上記で触れたものは、AIの対極に位置するものかもしれない、そして、是非、みなさんと一緒にこういうものを探していきたい。
これこそ、人間自身が、主体的にかつ持続的に大事にしていかなければならないものである。
歴史・文化とテクノロジーの両輪で付加価値を上げていくアプローチでの日本型デジタル化社会!